老化による物忘れと認知症との違い
認知症の初期症状は老化によるものだと思われがちです。では老化による物忘れと認知症との違いは、一体どこにあるのでしょうか。
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加齢に伴う物忘れは、老化による記憶力の低下であって、病気ではありません。40~50代までは、知的能力も伸びるとされています。しかしその後は、体の機能と同じように衰えを見せ、脳の機能も低下していきます。
個人差はあるものの、物忘れをしたり新しいことが覚えられないといったことは、誰にでも起こる症状です。
しかし認知症の場合は違います。認知症は脳の病気です。脳の神経細胞が壊れて、記憶や認知能力が失われ、生活に支障きたすものです。
特に記憶に関わる症状は老化と区別がつきにくく、見落としがちです。早期発見・早期治療するためにも、老化による物忘れと認知症の違いを知っておきましょう。
■認知症の主な初期症状
・人のない人や、物の名前が出てこない、覚えていない
・置き忘れやしまい忘れが多い
・何度も同じことを話す、聞く
・慣れている場所で道に迷う
・普通に会話ができない
・話の内容が理解できない
・時間、日付、住所、電話番号がわからない
・疑り深くなる
・ささいなことに怒る
・薬の管理ができない
・今までに日課にしていたことをしなくなる
・以前よりだらしなくなった